東京御廟 町屋光明寺

コラム

令和三年十月 祥月命日講 《 施行完了のご報告》

令和三年十月 祥月命日講 《 施行完了のご報告 》

令和3年 10月2日(土)午前10時より、町屋光明寺本堂において令和三年十月の祥月命日講を厳修いたしましたことをご報告申し上げます。

皆さまに返送いただきました祥月命日講ハガキはご本尊阿弥陀如来の御前に浄納し、ねんごろに供養いたしました。多くのご供養のお申込みを賜りましたこと、あらためて感謝申し上げます。

合掌


 

10月の法話

祥月命日講に当月も沢山のお申し込みを頂きありがとうございます。
皆さまよりお申し込み頂きましたハガキをご本尊阿弥陀様の御前に浄納し、ねんごろに供養いたしました。多くのご供養のお申込みを賜りましたこと、誠にありがとうございます。

さて今年も早いもので10月となり、残すところ3か月となりました。日本では10月を神無月とも申します。なぜ神無月というのかは諸説あるようでが、国中にいる沢山の神様が出雲大社に出向いてしまい、国々の神様が居なくなってしまうということのようです。

時々『神様と仏様 いっしょですか?』というお尋ねを頂きます。神様と仏様は、全く違います。
仏様とは、お釈迦様のことで2500年前インドに生まれた実在の人物です。お釈迦様は、29歳で修行をはじめ35歳で悟りを開き80歳で亡くなられた方です。

そして私たちはお釈迦様と同じように悟りを得てこの世の苦しみから逃れたいと思うのですが、どのような修行をしてもお釈迦様と同じような悟りを得ることはできません。

しかし『人は亡くなったらお釈迦様と同じように仏様となります』というのが仏教の教えです。ですので 亡くなられた故人様は、みな仏さまになります。ここが神様と違うところかと思います。 明治天皇や菅原道真・徳川家康など特定の方が亡くなられた時は神様として祀ることもありますが、亡くなられたおじいちゃん・おばあちゃんを仏様として祀っても神様として祀ったりしないのではないでしょうか。

日本では、神様と仏様はとっても仲良しです。 今日では神社とお寺は別々にありますが江戸時代までは神社の中にお寺があったり、お寺の中に神社があったりするのは普通でした。明治政府が、お寺と神社が仲良しだと困るので別々にしてしまったのです。

合格祈願や商売繁盛などの願いごとは、神様が得意のようです。仏様は、みなさまを見守ることが得意です。
日常の生活の中で悩み・迷い・苦しいなと思った時は、どうぞ静かに手を合わせて故人様・お釈迦様である仏様の声に耳を澄まして頂ければと思います。きっと悩み・迷い・苦しみを和らげるやさしい声が聞こえてくるような気がします。

最後までお聞きいただきありがとうございました。
これで失礼致します。

合掌

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